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テキスト加工/解析を効率良く行う方法~秀丸エディタの活用法~

背景

システム開発に従事していると、テキストに対し何かしら加工したい場面に出くわします。そんな時、秀丸エディタというテキストエディタがとても便利です。技術寄りな内容ではありますが、一般事務の方も同様の悩みがあれば、活用できると思います。

秀丸エディタとは?

有料テキストエディタの一つで、とても使いやすく高機能なため、業界では広く知れ渡ったツールです。

https://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru.html

秀丸エディタ活用法①:各行の特定の箇所を編集する

例えば、複数行に対し、先頭行のみ削除したい場合、普通のテキストエディタですと、手動で一つ一つ削除しないといけません。

マウスで選択すると、こんな感じです。①~⑤を手動で削除するのは面倒です。一方、秀丸エディタの場合、こんなことが可能です。

秀丸エディタの場合、Altを押しながらマウスで選択することで、このように先頭行のみ選択することが可能です。もちろん、マウスの起点は先頭行によらず任意の場所にできますので、例えば、末尾のファイル拡張子だけ削除、なんて操作も可能です。

秀丸エディタ活用法②:特定の文字を含む行を抽出する

大量のテキストの中で、「この文字を含む行だけ抽出したい」という場面がよくあります。特に、技術者の場合、ログ解析の場面で活用できる技です。例えば、こんなログがあったとします。

この中から、CANID=600のみ抽出したい場合、以下の操作をします。

  1. 検索タブをクリック
  2. grepの実行(G)をクリック
  3. 検索する文字列に”CANID=600″と入力し、OKをクリック

OKをクリックすると・・・

このように、CANID=600のみ抽出することができました。この程度のテキスト量ではありがたみがよく分からないかもしれませんが、何万行もあるログファイルを解析する場合、このGrepという技術を知らないと、途方もない時間を要してしまいます。

秀丸エディタ活用法③:バイナリエディタとして使う

この秀丸エディタ、なんとバイナリエディタとしても使えます。

  1. その他(O)タブをクリック
  2. メニュー編集(M)をクリック
  3. メニューバータブ内のメニュー内のコマンド(C)内のバイナリモード(B)にチェックを入れる

すると、ファイルメニュー内に「バイナリモード」が追加されます。

表示してみると・・・

バイナリが読めます。バイナリエディタが手元にないけれど至急確認したい時なんか便利です。

まとめ

秀丸エディタの使い方をまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。

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